「夢をたくさんみた」「長時間寝たのに体が疲れている」「ゆっくり眠れた」など、朝起きたときの感想は熟睡ができたかどうかで変わりますよね。
睡眠の質が重要ということはよく耳にしますが、具体的に質の良い睡眠とはどういうものなのでしょうか?

睡眠のしくみとは

眠りには、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。
レム睡眠はいわゆる浅い眠りで、夢を見ているときはこの睡眠が行われています。
眼球が動いていて、体は休んでいるけど頭は比較的働いているという状態です。

それとは反対に、ノンレム睡眠は深い眠りになっていて、脳と体の両方が休んでいる状態です。
ノンレム睡眠とレム睡眠は、約90分のサイクルで繰り返していて、どちらも健康の上では大切になります。

一般的に睡眠時間は7~8時間ほどが必要だと言われていますが、実は年齢によって差があります。
新生児は16~17時間、小児期で10~12時間と成長するにつれて必要な睡眠図鑑が短くなっていきます。
高齢者の方の目覚めが早いのは、こういった理由があるからなのです。
また年齢だけではなく、人によっても必要な睡眠時間が変わります。
ショートスリーパーやロングスリーパーという言葉があるように、中にはとても短い睡眠時間でも問題がない人がいます。

質の良い睡眠

先ほど紹介したように、睡眠には2種類のタイプがあります。
眠りの深いノンレム睡眠は、この中でも4つの段階に分かれます。
深度3~4のノンレム睡眠が、ぐっすりと眠れたと感じる深い睡眠に当たります。
この状態のときに起こされると、なかなか目覚めなかったり、ボーっとして頭が働くまでに時間がかかってしまうそうです。
質の良い睡眠とは、深度3~4のノンレム睡眠がしっかりと含まれた睡眠のことをさします。
この深い深度のノンレム睡眠は、毎日必ずあるわけではありません。
アルコールやカフェイン、明かりの影響を受けると、浅い睡眠しかとれなくなってしまいます。
深い睡眠をとれるように生活習慣や就寝環境を整えることが、質の良い睡眠にとって重要になってきますよ!

まとめ

なんとなく睡眠の種類を知っていた方も、これでそれぞれの役割をはっきりと知ることができましたね。
質の良い睡眠は、眠りの深さに大きな影響を受けます。
寝ているときのことはイマイチ分からないので、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に起こっていると言われてもピンとこなったかもしれません。
それぞれの特徴をいかして、朝スッキリと起きれるようにしていきましょう。”