「切らない脂肪吸引」「脂肪を溶かす」というキャビテーションですが、脂肪を溶かすって本当に安全なの?と安全性が気になっている方も多くいらっしゃいます。
傷跡やダウンタイムがある脂肪吸引と同じような効果があるだなんて、一体どのような仕組みになっているのでしょうか?
今回は、キャビテーションの安全性について詳しく紹介します。
キャビテーションのしくみとは
キャビテーションは空洞現象をさしますが、私たちの身の回りでも行っている現象です。
液体内の圧力差で気泡が発生するというものなので、ホースで水を出すときに気泡が発生することで水が白くみえるのもキャビテーションの一種です。
この動きを活用した美容業界で使われるキャビテーションは、超音波をあてることで脂肪細胞内に気泡を発生させ、破裂することで脂肪細胞を壊すというしくみになっています。
安全なしくみなのか
「脂肪細胞を壊す」と聞くと、身体にかなり負担があるように思えてしまいますよね。
キャビテーションで使われる超音波は、脂肪だけに作用するような周波数に調整されています。
そのため、他の細胞や血管、筋肉などには全く影響がありません。
臨床実験で確認されているので、安心して使うことができます。
エステで目にすることが多いですが、実は医療機関でも使われているので、安全性に問題がないことが分かります。
キャビテーションに副作用はあるの?
皮膚や細胞にダメージを与えることはありませんが、小さな副作用を感じる方もいます。
一つ目の副作用は「だるさや眠気を感じる」です。
溶けだした脂肪は、肝臓などの臓器で代謝されることで身体の外に排出されます。
そのため、キャビテーションをあてることで内臓に負担がかかってしまし、結果として眠気が現れてしまいます。
2つ目は「中性脂肪値が高くなる」です。
溶けた脂肪細胞は、代謝の工程の際に血管を通ります。
そのため一時的に中性脂肪値が高くなってしまう方もいます。
しかしこれは一時的なものなので、時間が経てば数値はもとに戻ってくれます。
最後に「食事の吸収率が上がる」ということです。
急激に減った脂肪を補うために、食事で何とか栄養をチャージしようと吸収率が上がってしまいます。
こういった痩身法を行うと、つい気が緩んでしまいますが、ガツガツといつも通り食事をとってしまうと、太りやすくなってしまうので要注意です!”